カードローンの審査に通らない理由を確認する方法!
即日融資を期待してカードローンに申込んでも、審査に落ちてしまうこともあります。審査落ちの具体的な理由を知りたいと思っても、どの金融機関でも理由は教えてもらえません。
年収など審査基準も明らかにされていません。各社共通して非公開とすることには、理由があります。
全てを公開すると、何とか審査に通ろうと計算して対策を練ったり、都合が悪い部分の隠ぺい工作をする人が出てくる可能性があるためと考えられています。
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仕事やプライベートで毎日忙しいと、少しの手間でも惜しいですよね。
「せっかくカードローン申込をしたのに審査に落ちるなんて、時間がもったいない!」と感じても、それは当然のことです。
確実に融資を受けたい人のために、大手消費者金融では数秒で簡易審査結果を診断してくれる、審査シミュレーションサービスを提供しています。
あくまでも審査結果の目安ですが、次の点で審査に落ちている方は事前にチェックできます!
- 年齢が融資対象の範囲外である
- 年収に問題がある
- 総量規制により融資ができない
カードローン審査の主な内容は3つ!
審査に落ちたのは申込条件を満たしていないからかも!
申込条件を満たしていなければ、審査に通ることはありません。カードローンに設けられている一般的な申込の基礎条件は、まず申込時の年齢が20歳以上であることです。
成人に達していることは、各社共通のマスト条件です。さらに、消費者金融であれば「安定した収入があること」も絶対条件です。
つまり、無職の専業主婦は消費者金融に申込をしても、審査には通りません。ただし、低金利の銀行カードローンの場合は本人に収入がなくても配偶者に安定収入があれば、申込可能としている銀行もあります。
銀行カードローン:専業主婦の申込の可否
キャッシングサービス名 |
専業主婦 |
---|---|
イオン銀行カードローン |
◯ |
☓ |
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◯ |
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◯ |
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☓ |
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楽天銀行カードローン |
◯ |
甘い、厳しい関係なし!消費者金融は総量規制の対象
思い当たる理由がないのに審査に落とされた!という人は、総量規制が原因かもしれません。
総量規制とは、貸金業者からの個人の借入総額が原則として、最大で年収の3分の1までに制限される仕組みです。
貸金業者とは、消費者金融と信販会社です。SMBCモビットやアイフルなどの大手消費者金融は、来店不要・ネット完結で最短即日融資が可能であることから、人気が高いです。
家族に金借が絶対にバレたくないという人は、大手消費者金融ならローンカードを発行しない即日振込対応も受けられます。その便利さから、つい借入額が大きくなってしまうことがあるので、総量規制によって借り過ぎを防止しているのです。
消費者金融は審査の時点で、信用情報機関に照会をかけて、借入状況を調べます。 総量規制対象外の銀行カードローンについて
年収3分の1を超える借入れを既にしている場合には自動的に審査落ちとなります。ただし、全ての借入が総量規制の対象となるわけではありません。住宅ローンやカーローン、おまとめ専用ローンなど、一部適用除外となる借入もあります。また、銀行は貸金業者ではないため、銀行カードローンに申込をした際は総量規制は適用されません。
審査に落ちたのは信用情報の問題かも!
審査の際、カードローン会社は必ず個人信用機関から個人信用情報の開示を受けます。
審査結果を左右する、この信用情報には主に次の内容が記載されています。ただし、契約内容や支払い状況によって登録される情報は異なるため、全ての項目の記載があるとは限りません。
信用情報の主な内容
①氏名、生年月日、住所連絡先、勤務先・勤務年数といった個人情報
②契約内容(契約日、貸付日、融資限度額等)
③支払状況(ローン残高や返済額、入金履歴、延滞記録等)
④債務整理や破産申立といった取引事実に関する情報
こうした信用情報は、ローンカードの申込時や契約時、返済や遅延、強制解約などがあった際に都度、登録されます。
事故情報といって過去の長期延滞や債務整理の情報が信用情報に記載されてあると、審査に通りにくくなります。これを、業界用語では「ブラック扱い」などと呼びます。これらの事故情報は、最長5年間消えません。ただし、延滞していた分を返済すれば、返済した時点から1年経てば記録は消えると言われています。また、短期間で多数の金融会社に申込みをした記録があると、他社の審査に落ちた人という評価をされて審査に通らないケースもあります。
「今までキャッシング経験もないし、収入もあるのに審査に落ちる理由がわからない」という人で、携帯料金の延滞をしていたというケースがよくあります。 信用情報機関が保有する情報について(CICホームページ)
スマホ・携帯の機種代を分割して支払う方法を割賦といいますが、これもローンの一種なのです。
自動車購入時も割賦払いにする人が多いので、延滞にはくれぐれも気をつけましょう。
審査に落ちたのは属性の問題かも!
キャッシング審査では、「属性」が重要です。属性とは、いわゆる個人情報のことです。審査される属性には、具体的に次のような項目があります。
・年齢
働き盛りの20代後半~50代前半が審査に通りやすいといわれます。高齢でも公務員など、高額の退職金が見込まれる場合は有利です。
・収入
年収200~400万円程度あれば問題ありません。高収入であることよりも、安定性が重視されます。少額融資であれば、さらに低年収でも大丈夫でしょう。希望限度額に比例してチェックされる年収ラインは上がります。この理由は、カードローンの返済期間に関連します。借入から返済まで最大6~10年間としている金融機関が多いので、大金を借りると毎月の最低返済額よりも多く返済が必要なことがあるからです。
・職業・勤務先
公務員や大手企業在籍者は安定性抜群なので、高評価です。
・勤続年数
3年以上勤めていれば問題ありません。転職して1年未満でも、職業によっては問題ないと判断されます。大手消費者金融の場合はアルバイトを始めたばかりという人でも、審査に通ったというクチコミ評価、体験談が見られます。
・雇用形態
正規雇用を避ける大手企業もあるため、以前ほど重視されなくなった属性です。安定収入があれば、雇用形態にかかわらず申込可能です。日雇い派遣などの場合は在籍確認がネックです。あらかじめ派遣先に相談しておくという手もありますが、短期間の職場とはいえ内緒にしておきたい事情もあるでしょう。金融機関によっては、在籍確認を給与明細書といった書類提出で処理してくれるところもあります。年末年始など、会社が休みのときに借りたいという人にもメリットが大きいです。
・未婚か既婚か
結婚しているかどうかは、基本的にはあまり関係ありません。しかし、独身の方が自身に使えるお金が多いと判断されることもあります。
・子どもの有無
収入のある配偶者がいる場合は問題ありませんが、特にシングルマザーは審査が厳しくなることがあります。
・持ち家か賃貸か
この属性はあまり重視されなくなっています。持ち家の方が若干有利な場合があります。
・居住年数
持ち家の場合は問題ありませんが、賃貸で居住して間もないと不利になる場合もあります。ただ、これもあまり重視されない属性の1つです。
・住宅ローン・家賃の金額
実家暮らしなどで家賃負担がないと、返済に回せる金額が多いとみなされて収入が少ない部分がカバーされることがあります。
・健康保険の種類
通常重視されない属性ですが、公務員や正社員なのに国民保険だと、電話確認されることがあります。
働いていない、収入がないなどは問題ですが、基本的にはどれかの属性の評価が低いからといって融資の審査で否決されるわけではありません。
あくまでも総合的にみて返済する能力があるかどうかです。
カードローンの審査に通らないと嘆く前に、今すぐしたい審査対策
申込条件を満たしていないのに申込をして、何度も審査落ちを繰り返してしまう人がいます。
度重なる申込履歴も信用情報に記載されるため、よけいに審査に通りにくくなるという特徴があります。
定年退職が近い年齢の方や、専業主婦の方は、特に申込条件をよく確認することが大切です。立て続けに審査に落ちたからといって、原因を省みることなく闇金に足を踏み入れることは絶対にしないでください。
金融機関によって、申込条件の年齢上限が高く設定されていたり、専業主婦でも申込可能な場合があります。情報をチェックすることがスムーズな審査・融資につながります。また、信用情報に不安がある人は、信用機関に開示請求をすることもできます。自分で情報照会を受けるときもカードローン会社と参照元は同じなので、あらかじめ自分自身の目で確認しておくことで安心感を得られます。また、早く審査に通りたいからと、同時に複数のローンに申込むことは避けましょう。申込の記録は信用情報に記載されるのでバレてしまいますし、新たな審査でも短期間での多数申込の履歴はネックになるというデメリットがあります。
申込時の入力内容に不備があると、うっかりミスだったとしても機械的に審査落ちとなる場合があります。特に現在の借入状況については、正確な情報を記入してください。
金融会社は審査時の手順の中で、信用情報機関に照会をして本人の申告する借入金額と相違がないか、必ず確認します。実情が異なると、それを理由に「信頼性が薄い」と判断されるリスクが高くなります。
これまでキャッシング経験がない人が初めて申込をすると、事情がわからず希望金額を必要以上に高く記入してしまうことがあります。あまり知られていませんが、これも審査落ちする原因となり得ます。一度もローンやクレジットの申込・利用をしたことがない人のことを、業界用語で「スーパーホワイト」と呼びます。一見、信用情報にも問題がなく審査に有利なように思えますが、実はその逆なのです。
属性に関わらず、カード会社は慎重な判断になることが多いのです。初めてのキャッシング申込では、特に必要最低限の希望限度額にしておくことが審査に通るコツです。
総量規制に引っかかるほどではなくても、複数社から借入があると審査に通りにくくなります。同じ100万円を借りている場合でも、1社から借りている場合と3社から借りている場合とでは、複数の金融機関から借りている方が不利になります。なぜなら、高限度額で審査に通るということは他社から信頼されている証でもあるからです。今すでに3社以上から借入がある場合は、新たな申込前に残高が少ないカードを優先的に返済して、借入件数を減らすことをおすすめします。
カードローン審査の嘘・本当
カードローンの審査は金融機関によって審査基準が違うって本当?
金融機関によって審査基準が異なるというのは、本当です。まず、カードローンを運営するのが消費者金融と銀行とでは、適用される法律がちがいます。貸金業法が適用されない銀行カードローンでは、申込者の年収3分の1までしか融資ができない総量規制の影響を受けません。だからといって、銀行なら無制限に融資可能というわけではありません。返済負担率(年収に対する年間返済額の割合)を考慮して、審査を行うこともあります。同じ消費者金融、銀行カードローンの中でも、各社それぞれ独自の審査基準を設けています。大手消費者金融が株主向けのIR情報で発表する審査通過率に差があるのも、審査ラインが異なるからだと考えられています。
カードローン会社はどこも融資に積極的である一方、滞納などの危険因子がある人はできるだけ排除しようとします。会社の健全な運営のためにもリスクは避けたいのが本音です。各社それぞれ長年の蓄積された独自の審査データがあるので、これを活用してスピーディーで正確な審査ができるように、属性スコアリング審査を行っています。具体的にどの属性にどのような評価(スコアリング)をするかといった各社の基準は非公開で、会社によって異なります。
銀行カードローンの審査も消費者金融がしているって本当?
銀行カードローン審査は、実際には保証会社が行います。保証会社とは、万が一申込者の返済が滞った場合に、銀行に対して申込者に代わって返済をする会社です。銀行が保証会社への保険料は支払っていますので、申込者に負担はありません。そして、この保証会社の役割は、消費者金融や信販会社(クレジットカード会社)が担っています。
たとえば、みずほ銀行カードローンの場合、商品概要の申込条件として「保証会社の保証を受けられる方」という項目があります。担保・保証人が不要である代わりに、保証会社が審査の上保証をする旨も、記載されています。このように銀行カードローン審査は、実際に融資のリスクを負うことになる保証会社が担当しているのです。消費者金融や信販会社が保証会社の役目を果たす理由として、個人信用情報機関に照会をする権利を有していることが挙げられます。保証会社が申込者の信用情報をチェックすることで、返済能力を超えた多額・多重の借入を未然に防ぎ、個人のローン利用者を保護しているのです。
借金の返済が残っていると審査に通りにくいって本当?
カードローン審査において、他社からの借入件数と借入金額は必ず確認されます。ただ他社から借入があるという理由だけで、審査に通らないということは基本的にありません。消費者金融の場合は総量規制があるので、他社借入と新たな借入を合計した金額が、年収の3分の1以下になるように限度額を調整します。また、借入件数が3件以上になってくると、審査に影響があると考えられています。おまとめローンの場合でも3件程度までが目安とされています。ただ、人によっては深く考えず少額融資を分散して受けていることもあるので、収入との兼ね合いなどで総合判断してくれることもあります。
クレジットカードの審査に通らない人はカードローンの審査に通らないって本当?
クレジットカードとカードローンの審査は、どちらも属性に基づくスコアリング審査が一般的です。ただ、クレジットの場合はショッピングした商品が担保となるのに対して、カードローンは無担保です。こうした違いから、カードローンの方が審査は厳しい傾向があります。とはいえ、各社属性で重視するポイントはちがいますので、どちらか一方に落ちたからといって必ずしも別の審査も落ちるというわけではありません。
カードローンの審査に通らない理由を確認する方法まとめ
カードローン審査に落ちたとき、理由を知りたいと思うものですが、どの金融機関も理由はまず教えてくれません。
自宅や職場にいながら、スマホやPCから簡単操作でネット申込ができるカードローンは、手軽にスピード融資を受けられることで人気です。ただ、申込が簡単であることから適当に申込フォームに記載してしまって、事実と申告内容が異なるために審査落ちするケースも見られます。
全てネット完結で郵送物の受け取りもなく、すぐに現金振り込み融資が可能なカードローンも増えています。こうした利便性の高いキャッシングサービスを受けられるのも、借り手と貸し手の信頼関係によるものです。
カードローンは賢く利用すれば、無利息期間を活用して利息ゼロで必要なお金を調達することもできます。
決められた返済額と返済日を守り、計画的な利用をすることで金融機関からの信頼も蓄積されていき、審査も通りやすくなります。