気になる「家族バレ」、プロミスと「郵便物なし」で契約することはできるのか?
「WEB申し込み」ならネット上だけで完結できる
ここ最近のカードローン(キャッシング)業者の傾向として、「WEB完結」に類するサービスを積極的に取り入れているところが増えています。
本質的な意味での「WEB完結」とは、【すべての手続きがWEBだけで行われる状態】のことです。
要するに、申し込み手続き、審査、審査にかかわるすべての確認手続き、審査結果の確認、契約手続き、融資に関する手続き、融資までのすべてがWEBだけで終了し、一切直接的な連絡を取らずに済むような状況になるということです。
しかし、現在あるほとんどの「WEB完結」というサービスは、申し込み~契約に至るまでの大部分をWEBだけで対応することができるに止まります。
そのため、申し込みの事実確認や本人確認、在籍確認などについてはWEBだけで対応することができず、主に電話によってそれらの確認に対応する必要があります。
ただし、確認を完了するための電話連絡が必要になるとはいえ、契約書類やカードなどをすべて電子化できる可能性があるのはWEB完結だけです。
たとえば、窓口(有人、無人)を利用して申し込みをした場合などは、その場で書面の契約書が作成され、カードを受取って契約完了となりますが、WEB完結も対応可能の場合は書類の電子化やカードなしを選ぶことができる可能性があります。
カードローン契約時に発生し得る郵送物は、主に「契約書」「カード」の2点です。
この2点について郵送物が発生しない状況になれば、【周囲に対して内緒にしながらカードローンを利用しやすい】というメリットがあります。
プロミスが郵便物を発行するのはどんな時?
プロミスが契約者に対して何らかの郵送物を作成する状況は、主に以下の5点が考えられます。
・契約手続き中
・契約完了後
・借り入れ時
・返済時
・その他重要な連絡があるとき
契約手続き中に郵便物が発生するのは、「契約書や提出書類を郵送でやり取りをする場合」です。
現状は、インターネット、電話や来店で申し込みをすることが多いですが、申し込み方法の選択肢としては「郵送申し込み」という方法もあります。
この場合、事前に申し込み書類をダウンロードもしくは電話で連絡をして書類を郵送してもらう方法があります。
また、契約完了後や借り入れ時にも書類が発行される可能性があるので把握しておくことが必要ですが、特に重要なポイントとなるのは「返済が通常以外の連絡が必要になってしまった場合」です。
要するに、遅延や延滞をした場合などに発行される「督促状」などには、十分に配慮する必要があるということです。
プロミス公式の回答では、次のような状況においては書類が発行される可能性があるとしています。
・提携ATMで借入もしくは返済をした場合
・支払いが遅延した状態で本人と連絡が付かない場合
・振り込みキャッシングを利用した場合
・本人の希望で書類の作成、発送を希望した場合
以上の状況においては、関係書類が自宅もしくは勤務先に郵送される可能性があります。
プロミスとの「契約時」に発行される可能性があるもの
プロミスと契約をするときに発行される可能性があるものは、次の2点です。
・契約書
・プロミスカード(ローンカード)
たとえば、店舗で申し込みをして契約までを行った場合、契約となった段階で上記の2つが手渡されます。
契約書は契約の事実を証明する上で必須書類であり、店舗契約の場合は「カードを使ってATMから出金(借り入れ)」となることが多いので、カードの発行も必須といえます。
しかしプロミスの契約はWEB完結でも対応可能なので、このような契約を行った場合、条件によっては上記2点のうち【いずれも発行されない状態で契約手続きを完了】することができます。
郵送物のない状態で契約するための条件と方法は次の通りです。
・口座振替による返済「口フリ」を選択する
・カードなしで契約を選択する
以上の2点を網羅して契約手続きを完了する場合、基本的には一切の郵便物が発行されないままに契約(借り入れ)を完了することができます。
ただし、口座振替が利用できる金融機関には制限があるため、申し込みの段階で対応している銀行に自身名義の銀行口座を開設しておく必要があります。
対応銀行には、以下のようなものがあります。
≪口座振替対応銀行(2017.6時点)≫
三井住友銀行、ジャパンネット銀行、ゆうちょ銀行、みずほ銀行、三菱UFJ銀行、りそな銀行、埼玉りそな銀行、新生銀行、その他地方銀行、ソニー銀行、楽天銀行、イオン銀行、セブン銀行、信用金庫の一部など
プロミスからの「借り入れ時」に発行される可能性があるもの
また、借り入れをした場合には「明細書」が発行される可能性があります。
プロミスの契約方法によってはWEB完結も対応可能なので、この契約方法を利用した場合は、明細書を発行しない契約にすることができますが、それ以外の契約については基本的に明細書が発行されると思っていた方が安心です。
たとえば、振込み融資を利用した場合はハガキ上の明細書が自宅に郵送される可能性があり、ATMを利用した場合は当該取引に関する明細書がATMから発行されます。
また、契約の段階でカードなしで契約をしていて後からカードが必要になった場合は、2回目以降の借り入れ時に自動契約機や郵送でカードを発行することになります。
ただし、WEB完結も対応OKなので、この方法で契約を行う場合は利用ごとに書面で明細書が発行されるのではなく、WEB上で電子化された明細書が発行されます。
それ以外に注意するべきプロミスからの連絡
プロミスからの連絡の種類のうち、最も注意が必要なものは「督促」に関係するものです。
たとえば、WEBだけで契約する方法を利用していて書類を一切発行しない状況で返済を怠って遅延もしくは延滞してしまった場合は【プロミスから書面による督促】が行われる可能性があります。
返済日に自動引き落としにしているわけではない場合は、不注意で返済日に返済をしないまま過ごしてしまうこともあります。
その場合、翌日の朝一でプロミスから「昨日がご返済日だったのですが……」という電話が掛かってきます。
そこで気づいて返済を行えばそれほど大きな影響は出ませんが、督促の電話を無視してしまったり、明確な返済の約束をしないまま数日が過ぎてしまった場合、書面による督促が開始します。
郵送物なしの契約だとしても督促に関しては関係がなくなってしまため、「気づいたら家族が督促状を受取っていた」という状況も起こりやすくなってしまいます。
書類は一目見ただけではプロミスからのものだとは分からないようになっていますが、中身を見られてしまった場合はすぐに借金が発覚してしまいます。
特に「親展」などで郵送されるわけではないので、家族などが中身を見ることは簡単です。
また、督促上のほかにも何らかの理由で書類が発行される可能性はあります。
たとえば「契約内容の変更」「利用規約の変更」など、それが書面で通達されるかどうかは分かりませんが、可能性として0ではないことを覚えておきましょう。
家族に内緒でプロミスを利用するためにさまざまな対策を講じているとしても、不測の事態にまで100%完璧に対応することは困難です。
そういった状況の中でも「内緒で利用する」ということであれば、発生する可能性のあるリスクをできるだけ把握し、それぞれの状況ごとに対応方法を検討しておくことが大切です。
契約に関するすべてをWEBだけで完結も対応可能
「契約書の電子化(WEB発行)」ができる
すでに簡単に触れていますが、WEBだけで契約を完結することができた場合は書類を電子化して管理することができます。
通常のインターネット申し込み、電話申し込み、来店申込みなどWEBだけの契約を完結する方法以外の申し込み方法で契約に至った場合、その場もしくは後から郵送で書面の契約書が発行されます。
しかし、WEBだけで行う契約方法を利用し、条件をクリアしてさえいれば郵送で送られる書面の契約書はなくなります。
契約書はWEB上にデータとして作成され、WEBサイト上もしくはメールで内容が通知されます。
それでは、実際に郵送物なしで契約する場合の方法を見ていきましょう。
≪WEBだけで契約するときの流れ≫
①.プロミス公式WEBサイト上から「新規お申込み」を選択し、指示された通りに手続きを進める
・申し込み可能時間は24時間365日
・「かんたん入力」を選択した場合、入力完了後すぐに一次審査が開始
・一次審査終了後に契約の可能性がある場合は、申し込み時に申告した「希望連絡先」に電話連絡が来る
・電話でその後の審査に必要な審査項目を申告する
・電話の時間は「希望連絡時間」として設定可能(9:00~21:00)だが、審査状況によってはズレる可能性がある
・契約手続きの方法が「WEB」「来店」から選択できるが、WEBだけで契約することを希望する場合は「WEB」を選択
・必要書類を画像化(スキャナ、携帯カメラもしくはスマートフォンアプリ)
②.審査結果を電話かメールで受け取る
・審査時間は最短30分
・メールで結果を受取る場合はネット上で確認できる
③.「ATM」「口座振替」から選択できる返済方法を「口座振替」で指定する
・WEBだけでの契約を希望する場合は口座振替以外を選択できない
・利用する金融機関を指定する
④.カード発行の有無を「発行なし」で選択する
・WEBだけでの契約を希望する場合はカードなしの契約が必須
・後からカードを発行することは可能
⑤.契約手続き完了
・以降、プロミスインターネット会員サービスを利用して借り入れが可能
WEBだけで契約を完了した場合、「プロミスインターネット会員サービス」にログインすることで契約書や明細書などを確認することができます。
また、メールで内容が送信される可能性もありますが、その場合でもインターネットサービスにログインすれば書類を確認することができます。
カードありか、カードなしかを選ぶことも可能
WEBのみで契約をする場合は、必然的にカードがない契約になってしまいます。
ただ、WEBだけで行う契約方法を希望していない場合は、WEBからの申し込み手続き中に選択可能な「カード発行の選択」において、「カード郵送希望あり」を選択するか、もしくは「カード郵送希望なし」を選択した後で窓口(有人店舗窓口もしくは自動契約機)に来店してカードを受け取ることもできます。
またWEBだけで契約を完了することが目的でカードがない契約をした場合でも、利用中に同様の方法でカードを発行することができます。
後からカードが必要になった場合もすぐに受け取れる
プロミスとWEBのみで契約を結ぶメリットは、「郵送物なしで契約手続きを完了、利用できる」ということですが、その代わりに借り入れはすべて銀行振り込みを利用することになってしまいます。
銀行振り込みしか利用できないということは、土日祝日や平日でも15時以降の借り入れについては最短翌日になってしまうということです。
もし翌日が休日であれば、銀行の翌営業日まで現金を受け取ることができません。
「すぐにお金を借りたい」という状況がこれらの条件に該当してしまう場合、ほぼ確実に間に合わなくなってしまうというデメリットがあります。
その点プロミスカードを持っていれば、コンビニなどに設置されている提携ATMを利用して(ほぼ)24時間365日好きなタイミングで借り入れを行うことができます。
「来店の必要性」で言えば振り込み融資は非常に便利なサービスですが、「即効性や利便性」で見れば使いづらい部分が目立ってしまいます。
WEBだけで契約を完了し、なおかつカードなしの契約を希望する理由は、「郵送物をなくす」という目的によるものです。
後からカードを受け取る場合に郵送を希望してしまえば意味が半減してしまいますが、「自分の好きなタイミングで受け取ることができる」という点を考慮すると、契約時よりも周囲にばれてしまうリスクは解消できると言えます。
また郵送ではなく来店でカードを受け取るのであれば、さらに安全性を高めることができます。
「まずはWEBだけで契約して郵送物のリスクを排除しつつ、丁度よいタイミングでカードを発行する」という利用を検討しておくと、より便利にプロミスが利用できます。
明細書の電子化(WEB発行)ができる
契約書ならびに利用明細書に関して、WEBだけで契約を行った場合は電子交付で受け取ることができます。
書面で発行するわけではないので受け取る手間がなく、利用中に書類を管理する負担もなくなります。
電子化された状態で発行された書類を確認する方法は、自身のプロミスインターネット会員サービスマイページにログインすると確認できます。
書類が電子化されるメリットは、前述した通り「受け取りの手間がない」という点ももちろんですが、「常に書類を確認できる」というメリットもあります。
書面で発行されている場合、それを画像として保存しておいていつでも確認できるようにすることはできます。
しかし、画像では正式な情報として活用できない可能性もあります。
その点、電子化されているものであれば「正式な形」なので、確認時の書類として利用できないリスクを解消できます。
また「内緒でカードローンを利用する」という状況において、すでに発行されている書類を適切に管理することは非常に大切です。
いくら契約時に気を付けてリスクを管理したとしても、利用中にリスクが一切潜んでいないというわけではありません。
むしろ契約時の一時だけの管理に比べると、超長期にわたる利用中のリスク管理の方がはるかに大きな負担になります。
たとえば契約時に書類を発行しないように注意し、その書類を家族に見つからずに隠すことができたとします。
それでも何かの拍子に契約書類が自宅で見つかってしまえば努力は水泡に帰します。
書類は隠しておけば安心だと言う簡単なものではなく、解約して不要になるまで「ずっと」適切に管理する必要があることをよく覚えておきましょう。
また、利用中は毎月必ず「明細書」が発行されることになるため、その管理にも十分気を付ける必要があります。
利用明細書の形式は返済方法によって異なりますが、たとえば「ATMから発行される明細書」であれば、財布に入れて管理している人が多いです。
レシートその他の管理を厳正に行っている人ならばあまり心配はいりませんが、適当に溜め込んで捨ててしまうような人は「捨てた時、もしくは不注意で家族の目に触れてしまった時」などに発覚してしまうことが多くあります。
重要なお知らせなどは直接受け取れる
プロミスとの契約上、「連絡が必須な重要事項」が発生した場合は、その連絡が必ず実行されます。
ただしその方法は書面によるものとは限らないため、メールや電話で直接受け取ることができます。
契約時など、事前にどのような方法で重要な連絡を受取るのかという希望を出すことができるので、よく考えて選択するようにしましょう。
また利用中に変更することも可能です。
プロミスからくる可能性のある「重要な連絡」として、最も分かりやすいものは「支払い督促」です。
他には「増額の打診」などもあり得ますが、これに関しては、重要とは言い切れない性質の連絡と認識される場合もあります。
つまり特に重視するべきは「督促が来る状態」ということになります。
正常な利用をしている間、契約にかかわる重要な連絡など以外は、プロミスから直接連絡が来ることは基本的にありません。
しかし支払い状況が悪化してしまった場合は「確実に」すぐ連絡が入ります。
返済日に返済を怠った場合、早ければ翌日早朝にはプロミスの担当者から連絡が来ます。
まずは電話で「返済がまだのようですがいかがなさいましたか?」といった感じで聞かれ、その時に返済タイミングを明確に伝えることができれば、以降は約束の日まで再び督促が行われることはありません。
ただし、ハガキによる督促は連絡の有無に関係なく行われる可能性があるため、数日以上返済が遅れてしまうような状況では、郵送物に関してもしっかりと意識しておくことが大切です。
それでもなお返済がない場合、電話による督促の頻度が増すとともにハガキなどでも督促が行われ続けます。
当然、何らかのアクションがなければこの状態は改善される理由がないのですが、そのうち「債権譲渡」されてプロミスではなく債権回収会社からの督促に変化していきます。
いずれにせよ、「家族バレ」を意識している状況で返済を怠ってしまうことは致命傷になり兼ねません。
いくら重要な連絡はまず本人が直接受け取ることができるとはいえ、その範囲にも限度があります。
特に、返済に関するトラブルは大きな問題へと発展しやすいため、適切に管理するように努めることが重要です。
ただし、プロミスの債務を延滞し続けたからといって、職場や自宅に嫌がらせが行われることはありません。
自宅へ訪問して取り立てをこなうことはありますが、それも法律に則った範囲で慎重に行われます。
プロミスはカードなしの契約、WEB完結も対応可能、郵送物なしで安心して利用できる
結論として、プロミスと一切の郵送物がないまま契約することは「対応可能」です。
プロミスとの契約方法やその内容に関して、一部の条件下でのみ成立する状況だとは言え、その契約をするためのハードルが極端に高く設定されているわけではなく、おおよそほとんどの人は問題なく利用できる条件だと言って良いでしょう。
事前に利用可能な銀行口座を開設しなければいけないなどの問題から、場合によっては即日融資の利用が難しくなってしまう可能性はあります。
しかし、多少なりと準備をしながら手続きを進めていけば、ほとんど問題なくスピーディな融資を実現できる可能性は高いと言えます。
また、「カードなし契約」が可能であることにより、余計な借り入れを抑制しやすい状況にもなります。
カードなしの契約は使い勝手が悪い反面、堅実な利用を助長できるという特徴があることを覚えておくと、より安全な環境でプロミスを利用できる可能性に期待できます。