安全なカードローンはどれ?基本の選び方とおすすめ商品紹介

カードローン選びは安全安心が重要

カードローンは、比較的簡単かつスピーディに現金を手にすることができる便利な方法です。
しかし、便利さばかりに着目してしまうと、思わぬ落とし穴に落ちることもあります。
できる限りリスクの少ないカードローン利用のためには【カードローンとはどのようなものなのか】という基本を覚えることが大切です。
また、それと同時に【どのような基準でカードローンを選べば良いのか】についても理解しておきましょう。
以下は、基本的なカードローン契約時の流れです。

 

≪カードローン契約時の基本的な流れ≫
①.希望するカードローン業者を選ぶ ②.申し込み手続きを行う ③.審査 ④.審査結果を確認する ⑤.契約手続き ⑥.融資方法を選ぶ ⑦.現金が手元に来る
この流れの中で重要なポイントは、①~③までの部分です。
具体的な説明は次項以降で行いますが、まずは基本的なポイントを紹介しておきます。

 

≪安全安心なカードローン選びのポイント≫
・自分に合ったカードローン業者を選ぶ
・最終的に融資を受ける段階までを想定して申し込み方法を選ぶ
・審査で非承認とならないための準備をしておく
・甘い言葉に騙されない
・具体的な返済計画を立てておく
これらのポイントのうち、特に初心者が意識しなければいけないことは【甘い言葉に騙されない】です。
分かりやすく言えば、闇金などの悪質業者の餌食にならないようにするという意味ですが、これを意識するだけでリスクはまったく変わります。
また、よりリスクの少ない環境構築のためにも、返済計画はしっかりと作成しておくようにしましょう。

 

 

 

初心者必見!安全安心なカードローン会社選びのコツ

【安全なカードローン業者とは何か】と考える場合、大きく2つの要因で判断することができます。

 

・正規の貸金業者であり違法性がないこと
・契約内容(利用環境)が優秀であること

 

まず最初に注目するべきポイントは、正規の貸金業者であることです。
これは、分かりやすく言い換えると【闇金業者でないこと】となります。
カードローンを利用する上で最も避けなければいけない状況は、闇金などの悪質業者に個人情報を渡してしまうことです。
当然、お金を借りないことも重要ですが、最終的に断ったとしても個人情報を知られてしまうと、その情報がアンダーグラウンドで流通してしまう可能性があります。
すると様々な手口で悪質業者が接近してくるようになり、知らず知らずのうちに大きな問題に発展することも考えられます。
これを回避するためのポイントは、「金融庁に貸金業登録している」「インターネット掲示板などで悪質業者として紹介されていない」「090金融ではない(固定電話番号がない)」「誇大広告を掲載していない(絶対に貸します、借りられます、ブラックOKなど)」です。
これだけで完全に回避することはできませんが、一瞬でも「大丈夫かな?」と考える時間を作るだけでも効果があります。
次に、契約内容に関してのポイントです。

 

契約内容とはつまり、【金利が高いか低いか】ということです。
金利とは、借りたお金(元金)に対して発生する利息の割合を表しています。
100万円を借りる時、契約金利が10%なら10万円の利息を払う必要があり、契約金利20%なら20万円払わなければいけないという意味です。
金利は通常、【実質年率】で表示されているため、年間(12か月)で発生する利息を表しています。
前述の例で言えば、前者は年間10万円(以下)の利息を払うことになり、後者は20万円(以下)の利息を払うことになるという意味になります。
あくまでも1年間(直近の取引から12か月)で必要な利息を表しているだけなので、10年利用すればそれに応じて利息総額は増えて行きます。
利息は、貸金業者(お金を貸す側)に対する手数料やお礼金のようなものなので、支払うことにメリットはありません。
よって、可能な限り低い金利(低金利)で利用できるカードローンほど優先し、余計なコストを減らすことが大切です。
現在、法律に基づく金利は最大20%に定められているので、ここに近いほど負担が大きい貸金業者(安全性が低い)と判断できます。

 

 

安全安心かつ低金利なカードローンは銀行?消費者金融?

銀行カードローンと消費者金融カードローンは何が違う?

一般的にカードローンというと、消費者金融カードローンを連想する人が多いです。
アコム、アイフル、プロミスやSMBCモビットなどの大手消費者金融のカードローンは、CMや広告で目にする機会が多いことや【最短30分審査(即日融資)】をアピールする内容などが目に留まりやすく、結果的に認知されやすい存在です。
しかし実はカードローンは消費者金融以外にもあります。

 

・消費者金融
・信販会社
・クレジットカード会社
・銀行
このうち、上3つを【消費者金融系カードローン】、銀行は【銀行系カードローン】などと呼びます。
それでは、少し具体的な違いを紹介しましょう。

 

≪即日融資≫
カードローンの代名詞とも言えるサービスである【即日融資】は、消費者金融大手ならばほとんどが行っています。
また、中堅以下の消費者金融カードローンの中にも対応しているところが多く、【消費者金融なら即日融資を利用できる】というようなざっくりとした認識でも特に問題はありません。
ただ、信販会社や銀行など、消費者金融以外の会社が扱っているカードローンに関しては、即日融資に対応していないものも多くあります。
銀行系カードローンは即日融資はできません。

 

≪金利≫
消費者金融系カードローンの金利設定は、おおむね4.0~18.0%の範囲で設定されています。
これに対し、銀行系カードローンの場合は、おおむね2.0~14.5%の範囲で設定されています。
もちろん、すべての商品がそれぞれの範囲を踏襲しているという訳ではありませんが、平均的な金利設定を見ると【銀行系カードローンの方が金利が低い】という特徴があります。
この要因の一つに、次で紹介する【審査基準が違う】という点も関係しています。

 

≪審査≫
カードローン審査で評価される項目はおおよそ決まっています。
年収、債務状況、勤務先や勤務先で信用(役職など)といった項目をそれぞれ評価され、最終的にカードローン会社それぞれが設定している融資基準を超えれば融資を受けられるというような仕組みです。
基本的には共通している審査項目ですが、項目ごとの評価基準には大きな違いがあると言われています。
端的に言えば、【消費者金融系カードローンよりも銀行系カードローンの方が基準が厳しい】ということになるのですが、これには審査の仕組みが違うことも関係します。
消費者金融系カードローンは自社基準でのみ融資を判断しますが、銀行系カードローンの場合は保証会社(消費者金融や信販会社など)の審査と自行審査の2段階審査を採用しているところが多く、そのいずれもクリアしなければ融資を受けられません。
必ずしもすべての銀行系カードローンが2段階審査を採用している訳ではありませんが、相対的に見て銀行系カードローンの方が審査基準が高いことを覚えおきましょう。

 

≪総量規制≫
総量規制とは、分かりやすく言うと【個人の借りられる金額の上限を決めるための規制】です。
総量規制の対象となるローンに関しては、債務(借りるお金)が年収の1/3を超えてはいけないといった決まりがあります。
よって、100万円を借りたいと思う場合は年収300万円が最低基準となり、年収100万円の人が50万円の借入れを希望しても実現できないということになります。
ただし、総量規制はすべてのローン取引に対して関係するものではありません。
【貸金業法で管理されるローン取引が総量規制の対象となる】ので、具体的には次のような区別になります。

 

・総量規制対象
消費者金融、信販会社、クレジットカード(キャッシング)
・総量規制対象外
銀行、(おまとめローン)
細かく説明するとさらに種類分けをすることができますが、カードローンを利用する際に意識する分には上の区別を把握していれば十分です。
例外的な存在として、【おまとめローンを利用する場合は総量規制の影響を無視できる可能性がある】と言うことも覚えておくと、その場になった時に役立ちます。

 

安全安心を重視するなら銀行カードローンがおすすめ

消費者金融系カードローンと銀行系カードローンの主な違いが分かったところで、「結局のところはどちらが安心安全なカードローンなの?」と聞かれれば、その答えは【銀行系カードローンである】となります。
上で説明した違いを見ただけで理解できる人もいるでしょうが、なぜ銀行系カードローンの方がおすすめなのかを説明していきます。
それでは、『初心者必見!安全安心なカードローン会社選びのコツ』の項で紹介したポイントに当てはめながら見ていきましょう。

 

≪正規の貸金業者である≫
名前も聞いたことがないような銀行を選択する場合は別ですが、メガバンクや都市銀行(地方銀行)などを利用する場合には、ほぼ信頼できる安全な環境であると判断できます。
一部、インターネットからの申し込みを行う際に起こり得る【ダミーサイト(詐欺)】のリスクを考慮する必要はありますが、それを含めても消費者金融を選択するよりは安全性は上です。

 

≪契約内容が優秀であること≫
金利設定の基準が低いということは、そのまま返済負担を軽減することに直結します。
例えば、100万円を金利18%と14%で契約した場合には、単純に計算して4万円の利息が年間で変わります。
しかも、節約できた4万円分を元金返済に充てれば、支払う総額は変わらなくなりますがより早く元金を減少させることができるので、最終的な返済総額を減らす効果が期待できます。
また、総量規制の対象外となる関係上、大きな借入れをしやすくなります。
カードローンの金利は、借入限度額(個人に設定される借入上限)が高くなるほど低くなるという仕組みになっているため、より大きな借入れ(借入限度額)が可能な環境ほど低金利で利用できる期待が大きくなります。

 

・金利上限の規制
利息制限法では、10万円未満/20%、100万円未満/18%、100万円超/15%と上限を設けています。
また、出資法では上限を20%に制限しています。

 

 

安全安心で借入れできるおすすめのカードローン

消費者金融系と銀行系を比較した場合、後者の方が安全安心で利用できる可能性が高いということが理解できたところで、具体的におすすめの商品を紹介します。
必ずしもこの3つがランキング首位という訳ではありませんが、契約条件(基本)の魅力の高いものです。

 

※ 金利/最高限度額/審査スピード/即日融資/来店/特徴
≪りそな銀行カードローン「りそなプレミアムカードローン」≫
3.5~12.475%/800万円/不可/不可/不要/金利変動型(3.5%~)という特徴のあるカードローンながら、上限金利が低めに設定されていることが多いので返済の負担を軽減しやすい。
郵送契約の場合には1週間~10日ほどかかる。
300万円までなら原則、収入証明書不要。
手持ちのキャッシュカードがそのままローンカードとして使える(契約完了までに口座開設が必要)。
オートチャージ(自動融資)機能があるので、公共料金やクレジットカードの引落しも安心。

 

≪三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」≫
1.8~14.6%/500万円/不可/不可/不要/銀行カードローンながら、比較的消費者金融系カードローンに近い位置づけといわれる。
最小金利が非常に低い。
最大金利は平均並みだが、最高限度額が低いので必然的に低めの金利設定になりやすい。
ATM手数料無料。
銀行口座不要。

 

≪楽天銀行カードローン「スーパーローン」≫
1.9~14.5%/800万円/不可/不可/不要/インターネット銀行なのでWEBサービスが充実している。
金利が非常に低い設定になっていて、キャンペーンなどを活用するとさらに半分程度の金利で利用できる(期間限定)。
300万円までは原則、収入証明書不要。
ATM手数料無料。
楽天スーパーポイントによる還元があるため、楽天市場などのネットショッピングを行う人にとってはさらにお得(実質的な金利低下)になる。

 

 

学生でも安心できるカードローンはある?

学生がカードローンでお金を借りる時のポイント

カードローンを利用できる人の基本条件は、以下の2点です。

 

・年齢が指定された範囲であること
・(安定した)収入を得ていること

 

この2点を満たしてさえいれば、社会人だろうと学生だろうとカードローン契約ができる可能性があります。

 

ただ、正社員として雇用されている社会人と比べると審査突破率が下がってしまうことは否めないので、どうしても契約をしたい時には【どこのカードローンに申し込みをするのか】がポイントです。
学生の場合、収入源は基本的にアルバイトになるため、社会人と比べて収入が少なくなりがちです。
例えばキャバクラで働く女子大学生の様に、中には下手な社会人よりも稼いでいる場合もありますが、カードローン審査において浮き沈みの激しい収入は高く評価されづらい傾向があるので、必ずしも収入額の高低が審査結果に直結するとは限りません。
また、起業しているような場合には、事業性資金としての性質を持つと判断されてしまう可能性が高くなるので、フリーローン(事業性資金不可の場合)を利用できないこともあります。
親バレ(その他周囲への発覚を含む)を回避する方法としては、例えば【電話連絡、郵便物の一切が不要になる方法】などを利用すれば、一定程度のリスクを回避することができます。
もし、そういった方法が選択できない状況だったとしても、申し込み時に周囲に電話の内容を聞かれないようにする、店舗の出入りを見られないようにするなどの対策を行うことでリスクを大幅に解消できます。
特に一人暮らしの場合は郵便物を気にする必要性も少なくなるので、より一層安全性が高まります。
ただ【カードローン契約に際して親の同意が必要になる場合がある】ということを意識しておかないと、せっかくのチャンスを準備不足で逃してしまう可能性があります。
親の同意が必要になるのは主に未成年の人ですが、状況次第では成人している場合でも必須となる可能性があることを覚えておきましょう。
親の同意を得ることができないのであれば、過去にそういった対応をしたことがあるカードローン業者を避けるだけでも効果が期待できます。
申込み以前に可能な限り情報を集め、少しでもリスクを回避するように立ち回ることが大切です。

 

学生が安心して借りられるカードローン

≪大手消費者金融≫
アコム:20歳以上69歳以下で安定した収入があること
アイフル:20歳以上69歳以下で安定した収入があること
プロミス:20歳以上69歳以下で安定した収入があること

 

いずれも申し込み基準となる年齢は共通していて、成人していればアルバイトやパートでも問題なく申し込みが可能であることが明記されています。
特に、プロミスは【学生でも可能】と明言しているので、収入面で一定の基準を満たしていれば契約できる可能性が期待できます。

 

大手消費者金融がおすすめといえる理由は、何といっても安定感が高いことです。

 

もちろん、より良い条件で契約できる銀行系カードローンなどがあればそちらの方を優先するべきですが、それが叶わない状況であれば無利息期間などを駆使して負担を減らすことができる点が魅力です。

 

 

≪三菱UFJ銀行カードローン(バンクイック)≫
①.20歳以上65歳未満
②.安定した収入がある
この2点を満たしていれば、学生や専業主婦でも契約できる旨を規約に明記しています。
例えば、りそな銀行の場合、公式に【学生は不可】という記載がありますが、逆に学生でも可能である旨の記載があるカードローンに関しては非常に珍しいと言えます。

 

以上、おすすめカードローンを紹介しましたが、これらに共通していることは【契約できる可能性が高い】【契約後の環境が整えやすい】という点です。
【学生が利用できるカードローン】という基準だけで考えた場合、他にもたくさんの候補が出てきます。
しかし、契約できさえすれば良いという基準ではリスクが増大してしまうため、実際に契約できた場合の環境(主に返済の負担)についてもしっかりと検討することが必要です。

 

 

女性ならレディースカードローンも安全性が高くおすすめ

カードローン業者(特に消費者金融系)の中には、【女性向けに特化した商品(レディースローン)】を扱っているところがあります。
レディースローンとは、簡単に説明するとすべての対応を女性が担当してくれるカードローンを指します。
といっても、基本的にカードローンの担当は女性であることが多いのですが、契約後のやり取りには男性が担当する機会も多くなります。
男性の利用者ならば、相手が男性だろうと女性だろうとそれほど気にならないことが多いのですが、女性の利用者にとっては「男性の担当者はプレッシャーを感じてしまって怖い」などの印象を持つことが少なくありません。
しかし、レディースローンを利用すればすべてを女性が担当してくれるので、不必要なストレスを感じることなくカードローンを利用できるというメリットがあります。
ただし、レディースローンは【女性が担当してくれる】という点にメリットが集約されていて、女性を優遇するようなものではありません。
レディースローンなら審査基準が優遇されるという訳ではなく、契約金利が優遇されるということもありません。
そういった特徴をウリにしている商品があれば別ですが、基本的には【単に確実に女性が担当してくれるだけのカードローン】です。

 

不安な女性におすすめのカードローン

≪プロミス≫
女性専用ローン「レディースキャッシング」を扱っています。
基本的な契約条件(金利や最高限度額など)は通常のカードローンと共通なので、先に挙げた通り【担当者が女性のみ】という以外のメリットはありません。
ただ、プロミスには30日間無利息サービスがあるので、これを利用することで返済の負担を軽減できるだけでなく、効率的な返済計画を立てやすくなります。

 

(注釈)
30日間無利息サービスを利用するにはメールアドレス登録とWeb明細利用の登録が必要です
≪新生銀行カードローン レイク≫
以前は消費者金融系カードローンでしたが、現在は銀行系カードローンに変わっています。
つまり、総量規制対象外となるカードローンなので、年収による明確な借り入れ制限がありません。
「レディースレイク」という商品を扱っていますが、やはり通常の商品と明らかに違う点は【担当が女性のみ】という部分です。
レイクにも無利息期間があることが特長ですが、レイクの場合は「5万円まで180日間無利息」「30日間無利息」の2つの無利息プランがあります。
利用プランによって得られる効果が変わるため、具体的な返済計画を加味して選択することが必要です。
上手に利用できれば、非常に大きな負担軽減策として機能してくれます。

 

 

安全にカードローンを利用するためには返済方法が肝

ここまでに、【カードローンを安心安全に利用する為のポイント】をいくつか紹介してきました。
例えば、金利が安いカードローンを優先する、闇金などの違法業者を回避するなどの方法を紹介しましたが、もっと根本的な部分で安心安全を得るための準備をすることも必要です。
具体的にどのようなことが必要なのかというと、それは【具体的かつ現実的な返済計画の作成】です。
契約時、いかに金利の低いカードローンを選んだとしても、遅延や延滞によって遅延損害金が発生してしまったのでは何の意味もありません。
また、低金利のカードローンを選択して遅延も延滞もなく利用することができたとしても、月々の返済金額が少なく、完済までに非常に長い期間を要してしまってはやはり意味がなくなってしまいます。
カードローンを契約する段階でも注意するべきポイントはたくさんありましたが、安全安心にカードローンを利用するためには【むしろ契約した後の方が大切】だといっても過言ではありません。

 

≪カードローン利用中の注意点≫
・返済期間が長くなればなるほど負担が増加する
・借入方法、返済方法によって負担が増加する
この2点を良く理解しておくと、安全安心なカードローン利用がぐっと近づいてきます。
それでは、「なぜ返済期間によって負担が変化するのか」について説明します。
すでに金利の仕組みについては簡単に説明していますが、100万円を金利10%で借りた場合の利息は10万円(以下)です。
これは、100万円を1年間(12か月)借り続けた場合に必要な利息額であり、月々1万円ずつ返済していれば多少は元金が減少します。
利息は元金に対する割合で決まることが多い(残高スライド式元利定額)ので、元金が減ればそれに応じて次月以降の利息も減ります。
例えば、100万円の2か月(50万円ずつ)で完済しようとした場合、初月の返済金額が50万円(内訳:元金 約491,700円、利息 約8,300円)なら、次月は残高508,300円とそれに対する利息 約4,200円で総額 約512,000円を支払えば完済できます。
ということは、2回の返済で支払った利息は約12,500円となる為、実質的な利息は1.25%で済みます。
要するに、返済回数(返済期間)が少なければ少ないほど負担は軽くなるということで、逆に返済期間が長くなればなるほど返済総額は増えて行くということです。
少し前に流行った過払い金の問題は、根本的な金利の高さも関係していますが、利用期間が長くなることで支払った利息額が増えていることも関係しています。
また、割合的に見れば小さくなりますが、借入や返済時に発生する手数料も負担増加の要因です。
1回(1取引)当たりわずか数百円の負担ですが、繰り返して負担するとコスト増加に大きく関係してきます。
カードローンを安全安心に利用するコツは、いかに少ない負担で完済するかに集約されるため、例え1円であろうとも余計なコストを発生させないような意識を持つことが大切です。

 

 

安全なカードローン利用を要点

・信頼できるカードローン会社を選ぶ
・金利が低いカードローン会社を優先する
・実質的な利息負担(手数料を含む)を考慮して比較検討する
・無利息期間を活用する
・返済回数を減らすために返済計画を立てる
これらのポイントを押さえてカードローンを利用すれば、少なくとも何も考えずに利用する場合と比べて安全性が増します。
いくら注意していても問題が生じる可能性は残りますが、仮に問題が起こるにしても、その影響をできる限り小さなものにするための対策を講じることが大切です。

失敗しない!カードローン選びレッスン

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