カードローンの限度額は年収だけで決まらない?決定基準は?

カードローンは、無担保で手軽なスピード融資が魅力です。限度額も高いと、いざというときに役立ちます。
この限度額は、よく年収に比例して決まるのではないかと思われがちが、必ずしもそうではありません。

 

カードローンの限度額はかならずしも年収に比例するわけではない

勤続年数や勤務形態、生活と照らし合わせた返済能力、過去の借入実績など、様々な項目から総合的な審査の上で、限度額は決定されます。

 

私の年収だと限度額はいくら?審査基準とは?

返済能力と信用があるかが限度額決定のポイント

気になる限度額決定の上で重視される審査項目は、主に次の属性です。
主な属性を7つ挙げました。

属性とは、年収も含め、勤務先や雇用形態、年齢などの個人の情報のことを言います。

 

年収

高収入である必要はありませんが、希望借入限度額を目一杯借りた場合に月々の返済をする余裕がある収入であることが目安です。また収入額よりも、収入の安定性が重視される傾向にあります。

法律の規制もあり、消費者金融からの融資は年収の1/3までという決まりがあります。
つまり、年収が300万円なら、最高でも100万円が限度額となります。

 

借入・返済実績

借りたお金を滞納・延滞することなくきちんと返済してきた人、また借金を完済した記録があると、金融機関の審査の際に信頼性があると見なされます。
個人信用機関に対する信用情報の照会において、他社のカードローンやクレジットカードの借入・返済実績も、信用度を測るためにチェックされます。過去5年以内に債務整理などの記録があると、そもそも融資対象外と見なされます。

 

職業

実際には年収額よりも、職業の安定性が評価されることがあります。
公務員や大企業在籍者は有利ですが、安定した収入があればアルバイトの場合でも融資対象としている金融機関がほとんどです。

 

雇用形態

この属性は、要は収入の安定性を見極めるために考慮されます。
正社員が最も高ポイントです。学生アルバイトやパート、個人事業主は安定性の面から初回から高限度額設定というのは難しいかもしれません。

 

年齢

20代後半~50代前半の働き盛りの年代が一般的に好まれますが、申込条件に適合していればそれ程大きく影響しません。

 

居住形態

持ち家か賃貸かは以前より重視されなくなったとはいえ、自分名義の持ち家に居住していると社会的信用性があると判断されます。

 

家賃・ローンの支払額

居住形態よりも重視されるのは、月々の居住経費です。
収入に占める割合が大きいと、返済に回せる金額が減るためです。自動車ローンなど長期ローンの有無や月々の返済額も考慮されます。

 

 

限度額には法律の壁も!総量規制とは
総量規制で年収の1/3以上は借りられない

ただし、銀行カードローンは総量規制対象外で1/3以上の借入も可能!

 

消費者金融での限度額決定に大きく関わってくるのが、総量規制という法律上のルールです。
貸金業法に定められている総量規制とは、借入額を原則として年収の3分の1までに制限するものです。
ネット完結申込で来店不要、即日融資可能で無利息期間サービスまである消費者金融系、信販系カードローンは、便利で人気があります。ただ、手軽に借りられるメリットから、つい計画的な利用から外れて借り過ぎてしまう人もかつては多かったのです。

 

総量規制とは、多重債務を防止するため設けられた、わりと新しい規制です。
貸金業法が適用される貸金業者(消費者金融や信販会社)の審査においては、年収の3分の1以上の限度額が設定されることはありません。
ただし、例外もあります。おまとめ専用ローンや住宅ローン・マイカーローンなどは、総量規制の適用外です。また、銀行融資はそもそも総量規制対象外です。

総量規制対象外の銀行カードローンについて

 

限度額が上がると金利は下がる?

融資限度額が上がると金利が下がるというのは、本当です。
これは、法律上も同様の規定がされているためです。

 

利息制限法という法律において、カードローン会社が守らなければいけない金利上限が定められています。
融資額が10万円未満の場合は20%、10万円以上100万円未満の場合は18%、100万円以上の場合は15%というのが、どの金融会社も守らなければいけない上限金利です。
金利決定の根拠となる法律に則って、各金融会社は極度額に反比例する利率設定をしているのです。

 

利息制限法による利息上限の規制

融資額

上限利息

10万円未満の場合

20%

10万円以上~100万円未満の場合

18%

100万円以上の場合

15%

 

具体的な貸付金利設定は、金融会社によって異なります。
金利年2.5%~13.8%の低金利で定評があり、収入証明書が原則不要のソニー銀行カードローンの場合、利用限度額ごとの基準金利が公式ホームページ上で明確に示されています。
住宅ローンとの併用で金利がお得になる七十七銀行カードローンも、極度額ごとの融資利率を自社ウェブサイト上で公表しています。
店舗を持たないネット銀行ならではの低金利で人気の住信SBIネット銀行カードローンは、限度額100万円刻みで適用金利の幅を公開しています。
銀行系消費者金融アコムの場合は、かなり幅を持たせた表示ではありますが、こちらも公式ウェブサイト上で限度額に反比例する実質年率を公表しています。
限度額と金利の関係を明確にしていない金融機関もあり、金利は極度額に応じて、個別案内がされるケースが多いようです。

 

 

大手カードローンの限度額と金利

消費者金融の限度額と金利

カードローン名

限度額

実質年率

消費者金融

アイフル

最大500万円

4.5%~18.0%

SMBCモビット

最大800万円

3.0%~18.0%

プロミス

最大500万円

4.5%~17.8%

銀行カードローン

三井住友銀行カードローン

10~800万円

4.0~14.5%

みずほ銀行カードローン

最大800万円

2.0%~14.0%

オリックス銀行カードローン

最大800万円

1.7%~ 17.8%

スルガ銀行カードローン

最大800万円

3.9% ~14.9%

千葉銀行カードローン

最大500万円

4.3% ~14.8%

 

アイフルの特徴

アイフルの特徴は、まず初回最大30日間無利息サービスがあることです。審査時間は最短30分で、業界最短です。1秒診断のお試し審査も公式ホームページ上ですることが出来ます。来店不要の即日キャッシングが可能です。堅実経営で、独自の多彩なサービスも特徴です。

アイフルの特徴をもっと詳しくチェック

 

アイフルは女性専用コースも用意しています。
女性専用のSuLaLiは、万が一の連絡も周囲にバレないよう原則SMS対応にしてくれるので安心です。
発行されるローンカードも、女子力を高める限定デザインです。
「パッと見ではローンカードに見えないから、財布を彼氏に見られてもバレなかった」というクチコミもあります。女性専用ダイヤルも完備されていて、何でも相談しながら手続きを進められます。『必要な資金を借りたいけれど不安がある』という女の人向きでおススメのキャッシングです。

 

「SuLaLi」は既にアイフルを契約している方は利用することができないため注意が必要です。

 

アイフルSuLaLiについて詳しく知る

 

SMBCモビット

多くの会員数を誇るSMBCモビットは、全国の銀行・コンビニの提携ATMで融資・返済の利用ができます。
ネットで24時間申込可能で、限度額は消費者金融の中でもトップクラスで、いざというときも安心です。

SMBCモビットの特徴についてもっと詳しくチェック

 

プロミス

プロミスの特徴は、プロミスATMはもちろん、三井住友銀行ATMも休日・時間外問わず手数料無料で利用できます。
プロミスも初回融資限定30日間無利息サービス※を展開しています。
ネットサービスを利用して貯まるポイントを使えば、何度でも無利息サービスを使えます。
最大の特徴ともいえるのが、「瞬フリ」サービスです。瞬フリとは、パソコン・ケータイ・スマートフォンから、24時間365日振込融資を受けられるサービスです。三井住友銀行・ジャパンネット銀行などの口座を指定すれば、24時間最短10秒で瞬時に振込してもらえます。

※メールアドレスの登録と、WEB明細書の利用登録が必要です。

プロミスの特徴についてもっと詳しくチェック

 

大手銀行カードローンの限度額と金利

三井住友銀行カードローン

メガバンクでありながら、対応が早いのが特徴です。三井住友銀行口座がなくても、銀行口座開設不要で申込が可能です。

三井住友銀行カードローンの特徴についてもっと詳しくチェック

 

みずほ銀行カードローン

みずほ銀行カードローンの利用限度額と金利は、審査結果によって決定される適用プランによって異なります。
どちらのプランも限度額が最大800万円ととても大きいのが特徴です。

みずほ銀行カードローンについてもっと詳しくチェック

 

オリックス銀行カードローン

月々の最低返済額が業界最低水準の借入残高が30万円以下:7,000円であることが特徴で、銀行カードローンでありながら口座開設不要など、何かと便利なカードです。
少額で借入するというよりは、冠婚葬祭や旅行などのまとまった金額が必要な方向けの銀行カードローンです。
担保・保証人・保証料などはもちろん不要です。

オリックス銀行カードローンについてもっと詳しくチェック

 

 

カードキャッシングの限度額のよくある疑問

専業主婦のカードローンについて

年収が低い人、専業主婦だと限度額は低い?

週2~3日のアルバイト勤務で年収が低い人、自身の収入がない専業主婦は、高額融資を受けることは難しいでしょう。
消費者金融は総量規制により、申込者本人の年収の3分の1までしか融資をすることができません。よって、自身の収入が0円のの専業主婦のキャッシングの選択肢は銀行カードローンのみとなります。

全ての銀行が専業主婦に融資をしているわけではないので、確実に申込可能な銀行カードローンを選ぶことが大事です。

専業主婦の申込OKのカードローンについて詳しく見る

 

収入が月10万円程度など少ない人は、希望限度額を必要最小限にすることが審査に通過するコツです。限度額10~50万円であれば、低収入でも審査に通る可能性が高いです。無利息サービスがあるカードローンを選べば、利息を抑えることもできます。

無利息期間のある人気カードローンランキング

 

カードローンの限度額の増額審査について

限度額を契約後に引き上げることはできる?

最初に決まった限度額が低くても、カードローンを利用し始めてから増額申請をすることも可能です。つまり、最初はカードローン審査のハードルが低くなるように必要最小限のお金を借りて、あとから限度額を増枠させることもできるのです。

増額審査をパスするためには、借りたお金をきちんと返済することがポイントです。着実に返済実績を積むことで、金融機関からの信頼度が上がっていきます。

 

増額審査なしでも金利が下がる??

しかし、カードローンの中には増額審査で限度額を上げなくても、金利が下がるカードローンもあります。
クレジットカードなどの信販業務を行っている三井住友カードの三井住友カード ゴールドローンは、長く利用していると徐々に金利が引下げられていきます。

三井住友カード ゴールドローンについてもっと詳しく見る

 

限度額が引下げられる可能性もあるって本当?

注意しておきたいのは、カードローン審査に通ればずっと限度額が維持されるわけではないということです。
増額申請をして、限度額変更の通知が来たと思ったら、元々の限度額より引き下げられていた、ということも起こり得ます。

 

当初の限度額がカードローンを利用し始めてから減額となる理由・原因としては、次のようなことが考えられます。

限度額が引下げられる主な理由

・支払状況に問題がある場合
毎月の返済の遅れや滞納は、金融会社が一番嫌がるものです。収入額にかかわらず、信用もあっという間に失われますので注意が必要です。

 

・常に限度額目一杯借りている場合
支払日を守っていても、返してすぐに借りるということを繰り返していると、支払い能力に問題があるのではないかと疑念を抱かれやすいです。計画的な利用をすることが大切です。

 

・転職をして年収が下がった場合
増額申請をすると、直近の収入証明書の提出を求められる場合があります。
また、カードローン会社は、3年程度で定期的に収入証明の再確認をしています。転職をして年収が下がると、従来の限度額で貸金業法の総量規制に引っかかることがあります。
また、職場が資本金1000万円超の安定企業から、起業して間もないベンチャー会社などに変わった場合も、年収自体は変わらなくても収入の安定性という面でマイナス評価がされて限度額が下がるケースもあります。

 

カードローンの限度額まとめ

自宅や職場にいながら、スマホやパソコンで申込・契約から融資まで完了できるカードローンは人気が高いです。
無担保でお金を借りられると安心なので、いざというときのためにも限度額は大きく確保しておきたいものです。

 

費者金融や信販会社は総量規制の影響を受けるので、おまとめローンなどを除き最大でも年収の3分の1までしか限度額は認められません。
最初から高限度額を希望すると、審査のハードルが上がります。申込時の希望限度額は必要最小額に留めておいて、返済実績を積んでから増額申請するという賢い方法もあります。

失敗しない!カードローン選びレッスン

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