有効期限を過ぎたクレジットカードってホントに使えないの?

クレジットカードには有効期限がある

クレジットカードの表面には有効期限が記されています。
一般的には発行から5年であり、たとえば「07/21」のように月と年が2桁表示になっています。

 

もちろん有効期限がある以上該当の月日になれば使用できなくなります。
けれども何も問題がなければ基本的に更新となりさらに5年間利用できます。

 

そうは言っても色々なケースがありクレジットカードを使用する上できちんと理解しておく必要があります。

 

ここではクレジットカードの有効期限について基礎的知識等を踏まえながら徹底解説して行きます。

 

 

 

クレジットカードに有効期限がある理由とは?

クレジットカードの有効期限には3つの理由が考えられています。
まず第一に入会時と同様な再審査を実施できることです。
発行してから利用者の状況が変化していることがあります。
クレジットカード会社は信用情報機関の個人情報を参照しますがそこには利用履歴が記録されます。
もちろん自社内でも独自データを集計しているでしょうが、他社発行のカードを持っていることもあります。
それらのデータを総合的に参照し支払状況等を確認します。
利用履歴はクレジットヒストリーとも言われますが全く問題なければ再発行されるでしょう。
しかし金融事故を起こし所謂ブラックリストに入っていたり支払いが時折遅れていたりすれば、利益が得られないとして再発行されない場合もあります。
要するに顧客の信用度を計るタイミングとして有効期限が設定されています。
次に老朽化防止です。
プラスチックの素材でありある程度の年月が経過すれば劣化します。
特に磁気やICチップ部分に傷が付けばショッピング等に支障が出てきます。
有効期限を設けることで常に正常な状態でカード利用ができるようになります。
最後にセキュリティ面があります。
技術は日進月歩ですが犯罪もまた同様でありスキミング対策等もまた進化しています。
有効期限を設けることで常に新しい技術で作られたカード使用が期待できます。
ちなみに信用情報機関への参照は途上与信として定期的に行われています。
そうすることで支払状況を確認し場合によっては有効期限前でも利用停止になることがあります。

 

有効期限の見方を知っておこう

クレジットカードに国際ブランドが付随していれば海外で利用できます。
VISAとMasterが代表的ですが、アメックスとダイナースさらにJCBを含めると国際五大ブランドというカテゴリーになります。
グローバル決済方法であるので有効期限の表記は英語と同様で、「月 / 年」のフォーマットであるとともに表記数字が2桁になっています。
たとえば2020年7月までであれば「07 / 20」となっています。
しかし年にアポストロフィが付いていることもあり先の例に合わせれば「07 /‘20」となっています。
さらにスラッシュでなくハイフンで表記されているクレカもありこちらも先例をつかえば「07 - 20」になります。
なお数字の上あるいは横には「MONTH / YEAR」の英語表記がなされていることが一般的です。
しかしJCBなどの日本ブランドでは「月 / 年」というように日本語で記載されています。
また年月の順が日本語と逆であるのは国際規格として決まっているからです。

 

有効期限は何年程度なのか?

クレジットカードの有効期限は一般的に発行から5年です。
信用度を意味するとも言われ5年間であれば普通に信頼されていると言えるでしょう。
しかし中には5年に満たないケースもあります。
その場合信用度が低いことが考えられるため、使い方等を見直し支払いをしっかり続けクレジットヒストリーを良好にしておくことが重要でしょう。
また有効期限は「05 / 21」のように記載されますがこれは2021年5月いっぱいまで有効であることを意味しています。
さらにクレジットカードの中には仮カードと呼ばれるものがあります。
これは本カードが発行されるまでに利用できるもので本審査待ちのクレジットカードでもあります。
しかしあくまで仮であるので本カードより利用限度額も低めでリボ払い等はできません。
また基本的には流通系のカードであり平均期限は一日程度でしょう。
なぜそのようであるかと言えば流通系カードは即時発行などのキャンペーン等を行い、しかもグループ内で利用するとメリットが高くなるシステムを採用しています。
したがって即日発行待ちの時でも買い物ができるように有効期限は平均として一日程度になっています。
なお仮カードの中には最長期限が設けられ期間内であれば自由に利用できるものがあります。
たとえばネットショップ大手のAmazonと三井住友カードが提携しているAmazonカードでは、申込みをすれば2週間程度利用できる仮番号が発行されることがあります。
本審査に通った後でも有効期限内であれば利用でき通らなかったとしても有効期限内であれば使用できます。
ただし物理的なカードは発行されず他の仮カードと同様リボ払い等はできません。

 

 

どうなる?有効期限が切れたカードを使おうとしたら

有効期限が切れたクレジットカードを使えば当然決済できません。
例えばコンビニエンストアやデパート等の買い物でカードを出しても認証されることがないでしょう。
しかしクレジットカード会社でも途切れなく利用することを望んでいます。
基本的には有効期限の1ヶ月前に更新カードが郵送などで届くようになっています。
また特に気をつけるべきことは公共料金や携帯電話の支払いでしょう。
クレジットカード決済を選択しているのであれば期限切れで支払いできなくなります。

 

 

切れたら何をしたらいい?クレジットカードの有効期限

クレジットカードは現金代わりに継続利用できる決済手段であり更新されることが前提と言えます。
期限切れで使えなくなれば前提が翻ってしまうため、概ね有効期限の1ヶ月前頃には新しいカードが発送され簡易書留郵便等で受け取るようになります。
したがって利用者の手続き等は基本的に必要ありません。
しかし更新されないケースもありたとえば当該クレジットカード会社や他社との間にトラブルが発生し信用が得られないと判断された場合です。
支払の遅延や延滞さらに債務整理等を挙げることができるでしょう。
また全くカードを使っていない時でも更新されないことがあります。
仮に通常は使わなくても緊急避難的に持っていたいのであれば、最低1年に1回程度は使用しておくべきでしょう。
さらに新規発行が見送られたカードでも更新されません。

 

 

カードを更新で番号は変わるのか?

クレジットカードが更新されても番号が変わることはありません。
引き続き同じ番号を利用できますが変わる部分もあります。
まず有効期限が変更され更新月からさらに5年間の有効期限となります。
またセキュリティ番号が変わることもあります。
これはクレジットカード会社で異なりますが一般的にはカード裏面の3桁の番号です。
公共料金や携帯電話の支払い等でクレジットカードを使っているのであれば、有効期限と場合によってはセキュリティ番号を変更しておくべきでしょう。
また大事なことですが更新カードが届いたのであれば、必ずサインをし古いカードにハサミ等を入れて破棄しておくことです。
なお家族カードを発行していた場合も本カードと同様です。
また残高についてはそのまま引き継がれマイルやマイレージ電子マネー等も同じようです。
ただし更新時の審査によっては利用限度額が変り上がることもあれば下がることもあります。

 

毎月の引き落としでクレカを使っている時、連絡すべき?

クレジットカードが更新された際番号は変りませんが有効期限が変更されます。
また3から4桁のセキュリティ番号が変わってしまうこともあります。
そのため公共料金や携帯電話代等にクレジットカードを使っている場合連絡が必要です。
基本的にはセキュリティ面の問題から電話で変更番号などを告げることはないでしょう。
携帯電話であればインターネット上で変更ができます。
しかし公共料金の場合は連絡をし状況によっては変更届の書類を郵送してもらう必要があります。
なお公共料金や携帯電話代に限らず月払い等でクレジットカードを利用しているサービスには変更届が必要になります。
たとえばケーブルテレビの料金等がありいずれについても早めの変更届けが大切でしょう。

 

 

学生で作ったカードがあれば、社会人になって変更連絡すべき?

学生の時に作ったクレジットカードでも有効期限内であれば社会人になっても利用することができます。
しかし社会人になったことをクレジットカード会社に連絡することでいくつかメリットがあります。
たとえば収入が安定するため利用枠が引き上げられる可能性があります。
10万円しかなかった枠が30万円になったりあるいはそれ以上になることも考えられるでしょう。
またキャッシング枠が付く可能性もあります。
もちろん新貸金業法の総量規制が適用されるため年収の3分の1を考慮されますが、臨時でお金が必要の際いつものクレカで借りることができます。
ただし卒業を迎えそうな頃クレジットカード会社から招待メール等が送られてくることもあります。
それを待ってから切り替えしてもメリットがあることに変わりはないでしょう。
ただし切り替え時でも信用審査が行われます。

 

 

新しいカードが届かない場合、どうすべきか?

クレジットカードの更新時期になってもカードが届かない場合まずはクレジットカード会社に連絡すべきでしょう。
ほとんどの会社ですでに公開済であり会社まで問い合わせることを促しています。
しかし実際に届かないケースもあり理由としては配達不備等が考えられます。
また引越等をしたにも関わらず登録情報を変更していない場合でも更新カードが届かないこともあります。
今ではインターネット上の会員ページで簡単に変更届ができ登録情報を確認しおくべきでしょう。
なお更新時期になるとお知らせメールや郵便が送られて来ることもあります。
手続きが必要な場合もあるためきちんと確かめておくことも重要です。
また再審査に通らなかったケースも考えられます。
いずれにせよ新しいカードが届かない場合はクレジットカード会社に連絡するのが適切な方法です。

 

 

クレジットカードと有効期限とは

クレジットカードに有効期限があるのはいくつか理由があります。
再審査やセキュリティあるいは技術面の進化等があります。
常に利用できることがクレジットカードのメリットの1つですが常に新しくしていることも大事です。
そのため有効期限のような区切りをつけることで充実なサービスを利用を提供しているとも言えるでしょう。
もっともクレジットはあくまで「信用」です。
途上与信等があることも十分承知しておくべきでしょう。

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